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ウォルトン 米国の新築戸建住宅市場の需要に応え、米国の住宅建設業者向けオプション契約土地開発(BOLD)ファンドを拡大

2020/07/26

フェニックス – 33億9,000万米ドル相当の不動産を管理・運用する国際的な不動産投資・管理会社のウォルトンは、米国の大手住宅建設業者が短期的な住宅開発プロジェクト向けに特定した土地を取得するための資金調達を投資目的としたオプション契約土地開発ファンド(以下「BOLDファンド」) を拡大しました。

米国の投資家を対象とした 2 億 5000 万ドルの米国ファンド及び米国以外の投資家を対象とした 2 億 5000 万ドルのオフショアファンドの合計 5 億ドルを有する BOLD ファンドは、全米の大手住宅建設業者の短期的な土地在庫需要をサポートしており、不動産資産への代替投資を提供しています。

新たに拡大したBOLDファンドは、国内外の投資家に対して、成長を続ける米国住宅建設市場に参入する機会を提供します。

ジョン・バーンズの住宅調査によると、新築住宅需要が急増していており、6月の新築住宅販売は前年同月比55%増となっています。 全地域で住宅販売が前年同月比で改善しており、成長率はフロリダで84%、テキサスで59%、南東部で54%となっています。2018年及び2019年の価格力を上回り、住宅建設業者の57%が6月の純販売価格を値上げしており、住宅購入者数は4年ぶりに最高となりました。

平均完成在庫は、消費者が迅速な入居を渇望したため前年同月比20%減となりましたが、今後6ヶ月間の販売は良好であると予測する住宅建設業者の割合は昨年は36%であったのに対し、本年は55%を記録しています。

BOLDファンドは、米国の大手上場住宅建設業者が短期的な住宅開発のために特定した土地の取得を行います。取得した土地は、合意された取得スケジュール及び柔軟な支払い条件に沿って、段階的に同建設業者に売却される予定となっています。BOLDファンドは、住宅が建設され、エンドユーザーへ販売されることで、投資家に売却額が支払われます。

BOLDファンドの主な投資目的は、資本投資を維持し、土地資産の取得と売却を通じてキャッシュフローを生み出すことです。各物件の取得前には、住宅建設業者と売買契約を締結しており、その契約には売却のスケジュール及び段階ごとの価格が定められています。物件は全て現金により取得され、キャッシュフローは6~24ヶ月以内に発生すると予想されています。

「ウォルトンのBOLDファンドは、土地在庫をオプション構造に結びつけることで建設業者が資本金の引き下げを限定的にすることを可能にし、進化する住宅建設業界の需要に応えています」と、ウォルトン企業グループのCEO、ビル・ドハーティ氏は述べています。「住宅建設業者は、土地在庫に係る費用を住宅販売からのキャッシュフローとうまく相殺させることで投資収益率を向上させることができ、また投資家は多様なソースのキャッシュフローから利益を得ることができます」と付け加えました。

6月中旬に発表された全米住宅建設業者協会(以下「NAHB」)の住宅市場指数(HMI)は、2020年6月の戸建新築住宅市場に対する住宅建設業者の信頼度が21ポイント上昇し58となったことを報告しており、住宅が新型コロナウイルス終焉後の景気回復を牽引する立ち位置にいることを示しています。同指数が50以上であれば、市場は好感された状態にあることを示すとされています。

NAHBのディーン・モン会長は、「国の経済活動が再開されるにあたり、住宅市場は経済を牽引できる好ましい状況にあります」と述べています。「在庫は逼迫し、住宅ローンの申請は増加し、金利は低下し、市場への信頼感は上昇しています。また、住宅購入者数は1ヶ月間で2倍以上に増加しており、建設業者はオンラインや電話での問い合わせが殺到していると報告しています」と付け加えました。

当社は40年以上に渡り、米国およびカナダに位置する主要な成長著しい地域に位置する土地の調査、計画および、未開発地投資商品の構築を行ってきました。ウォルトンの成長は、新商品開発への扉を開き、投資家や住宅建設業者に新たな機会を提供しています。