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ウォルトン・インターナショナル・グループの投資家に利益をもたらす2つの戦略

2020/03/19

米国の上場住宅建設業者と提携し、新たなファンドを立ち上げる

 

シンガポール:2020年3月19日 – ウォルトン・インターナショナル・グループ(以下「ウォルトン」)は、投資家の利益のために、既存及び新規の不動産取得における売却戦略を加速させるという1つの包括的目標を目指した、2つの戦略を発表しました。この戦略は、米国の住宅建設及び土地開発業界における大不況からの回復後に起きた2つの根本的な変化に対応するものです。

 

第一の重大な変化は、2008 年に土地開発専門業者が市場から大量撤退し、その後市場に戻っていないことです。第二の変化は、銀行からの土地及び建設へのローン融資が長期的に縮小していることです。2008年に銀行が融資から手を引いて以降、まだ大幅な回復には至っていません。

 

上場住宅建設業者との提携

この状況を受け、ウォルトンは成長軌道にある未開発地資産を取得する前に、投資家の売却戦略を事前に策定します。これは、土地取得前に住宅建設業者との間で「優先交渉同意書」を締結し、住宅建設業者が段階的に土地を売却するための条件を交渉するための独占期間を設けることで実現されます。具体的に、この戦略は、土地取得から 2年後に住宅販売からのキャッシュフローが開始されると予想される土地資産を対象とします。住宅建設業者は、ウォルトンと協力して土地の長期的な利用計画を立て、市場の準備が整い次第、段階的な開発を開始する予定となっています。

 

この新しい戦略により、住宅建設業者は土地を段階的に取得し、土地の支払いの大部分を住宅販売のタイミングへと延期することができます。その見返りとして、住宅建設業者は土地の開発許認可を取得し、開発費用を負担することになり、ウォルトン及び投資家に対しては、開発期間中にキャッシュフローが発生します。

 

ウォルトン・インターナショナル・グループ最高経営責任者、ビル・ドハーティ氏は、次のように述べています。

「ウォルトンの新しい戦略は、住宅建設業者が住宅建設事業に土地を供給するために土地在庫を必要としているという大きな課題を解決するもので、市場から非常に高い評価を得ています。同時にリスクと不確実性を低減し、投資家が投資した米国プロジェクトの売却を早めることで、投資家にもチャンスを提供しています。」

 

オプション契約開発(BOLD)ファンド開始

住宅建設業界からの新しい戦略に対する好意的な反応を追い風に、ウォルトンは初の BOLDファンドの立ち上げを発表しました。当ファンドは、全米の住宅建設業者に将来販売するための土地を取得することを投資目的とし、世界中の投資家から資金を調達します。具体的には、6~24ヶ月以内に住宅建設業者が住宅を販売することによってキャッシュフローが発生する物件を取得することを目的とします。

 

BOLDファンドは、米国の住宅建設市場の継続的な成長に参入する機会を投資家に提供しています。米国内主要住宅建設業者が短期的な住宅開発プロジェクトを策定した土地資産を、あらかじめ定められた売却戦略を通じて取得します。その後、その土地は、調整可能な開発スケジュール及び柔軟な融資オプションが付加され、住宅建設業者に段階的に売却されます。投資家は、住宅が建設され販売されることにより、四半期ごとに分配金を受け取ることとなります。

ドハーティ氏は「BOLDファンドは、投資家に対して、米国最大手の建設業者が短期的に開発する不動産資産に投資する機会を提供しています。2つの戦略によってウォルトンが進化したことで、BOLDファンドのような新しい商品の開発が可能となり、投資家及び建設業者に新たな機会を提供できるようになりました」と述べています。

 

コロラド州ラブランド、245エーカーのリー・ファームズを取得

新たな戦略に基づき、ウォルトンはトゥルー・ライフ・カンパニーズ及びリーファミリーから、コロラド州ラブランド、ウィルソンアベニュー4300に位置する245エーカーの土地を取得しました。当未開発地は、様々な規模とタイプの宅地を擁する戸建住宅マスタープラン型コミュニティとして設定されています。

 

コロラド州立大学のあるコロラド州フォートコリンズから14分の場所に位置するラブランド地域は、ハイテク企業、フォーチュン500に入る企業など、数多くの革新的な企業が進出しており、失業率が低く、安定した人口増加が住宅建設の需要を牽引していることから、強い経済力を有しています。

 

当資産の購入に加え、2021年に当土地の開発を開始する計画は、上場企業の大手住宅建設業者から高い関心を得ています。ウォルトンは、当資産を段階的に開発するために、建設業者に先買権を与える、優先交渉同意書を締結しています。当地は複数の段階に分けて開発されることが予想されており、住宅が販売される段階毎に分配金が支払われる予定です。

 

ドハーティ氏は「COVID-19により経済の先行きが不透明な現在の状況下でも、ウォルトンの戦略は有効です。住宅建設業者が土地を確保するプロセスの柔軟性を高めることで、住宅建設業者は長期的な在庫計画に集中することができ、短期的な市場の変動に一喜一憂することが少なくなります」と述べています。



ウォルトンについて

ウォルトンは40年以上に渡り、米国およびカナダに位置する主要な成長著しい地域に位置する土地の調査、計画および、未開発地投資商品の構築を行ってきました。当社は世界各地の投資家やビジネスパートナーに代わり、北米における23の成長地域に位置する106,000エーカー(約430㎢)の不動産の管理・運営を行なっています。ウォルトングループの主要事業体には、ウォルトン・グローバル・ホールディングス、ウォルトン・インターナショナル・グループ、ウォルトン・ディベロップメント・マネージメントが含まれます。詳しくは、Walton.comにてご確認いただけます。