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開発業社 コロラド州にてマスタープラン用に農地買収

2020/01/07

ウォルトン・グローバルと住宅建設業者(匿名)は、戸建住宅900軒建設が計画されているラブランドのコミュニティ開発に向けて交渉を行っている。

北米に特化した不動産投資・アセットマネジメント会社であるウォルトン・グローバル・ホールディングスは、コロラド州ラブランド、ウィルソンアベニュー4300に位置する245エーカー(約1㎢)におよぶ物件リー・ファームズを買収した。

当未開発地には様々な戸建住宅約900軒から成るマスタープランコミュニティが計画されている。同社は、「リー・ファームズ買収段階時点で既に、大手上場住宅企業より2020年より当物件開発を開始したい意向を受けています。ウォルトンは当業者と優先交渉同意書を締結し、当業者へ段階的に物件を販売するための交渉を行っています。当物件は段階的に開発されると予想されており、投資者は土地販売による収入を見込んでいます。」と語った。

同地は既存または現在販売中の住宅コミュニティMeadowbrook Ridge、Mariana Butte や The Lakes at Centerraなどに隣接している。

ラブランド地域はコロラド州フォートコリンズより車で14分に位置し、コロラド州立大学が所在する。当地域は、スタートアップ企業からフォーチュン500企業に至るまでの多くの革新的な事業や低い失業率を特色とした底堅い経済を誇る。また、安定した人口増加は住宅建設需要を後押ししている。

当物件は同社管理米国不動産資産85,000エーカーへ加わる。近年、米国住宅建設業者はカンバン方式により住宅用地在庫を補充することを望んでおり、同社の新戦略は彼らの需要に応えることが可能な土地取得プラットフォームを提供できる。この取り組みにより、消極的で資金調達が困難な住宅開発市場の需要に対して柔軟かつ革新的に対応することが可能となる。

ウォルトンは先日、初の住宅建設業者とのオプション契約土地開発ファンド(BOLDファンド)を発表した。当ファンドは国際的な不動産投資・アセットマネジメント会社と協働し、わずかな先行投資により土地在庫を確保する機会を住宅建設業者へ提供する。

ウォルトン・グローバル・ホールディングズのバリー・ドルゼン上級副社長は、「優先交渉同意書や将来的に開発が見込まれる物件保有を通じて大手住宅建設業者と協働することにより、弊社参入地域における物件売却活動に非常に大きな機会をもたらしています。」と述べた。